乳幼児突然死症候群(SIDS)は、うつぶせ寝をさせない、母乳で育てる、喫煙している中で赤ちゃんを育てない、などした方が起きる確率を下げるというデータはあっても、明確な予防方法が確立されていません。
この他に、私たち親ができることと言えば、呼吸に異常があったら、すぐに救命措置をとること。
その異常にいち早く気づいてあげることができるのが、ベビーセンサーです。
保育園でも事故防止に導入が広がっているベビーセンサーですが、家庭でももちろん利用できます。
おすすめのベビーセンサーをまとめてみました。
ベッドの布団の下にセンサーパッドを敷くタイプ
1.Angel care ac401(エンジェルケア)
私が利用しているベビーセンサーです。赤ちゃんのお布団の下にセンサーパッドを敷いて使用します。
赤ちゃんの体動が20秒間ないと、アラートが鳴ります。結構大きな音なので、眠っていても、普通に起きられます。
体動モニター以外にも、赤ちゃんの音声を拾ってくれたり、室温を教えてくれたりします。
子機がついているので、別室で赤ちゃんを寝かせておいても、上記のような、赤ちゃんの状況を常に確認することができます。
本当にこの子機には助かっていて、赤ちゃんが寝ている間にキッチンで家事をしたり、リビングでゆっくりドラマを見たり!などしています。
デメリットがあるとしたら、携帯性でしょうか。
センサーパッドを敷く必要があるので、お昼寝と夜では寝る場所が違う場合などは、いちいちセッティングするのが面倒かもしれません。
私は、これがないと安眠できないので、実家に帰省するときにも絶対に持って行っています。
日本ではあまり耳慣れないブランドなのですが、1997年に創業されており、世界の60カ国に展開している、体動モニターをはじめとしたベビー用品のメーカーさんです。
- ブランド:Angel care
- サイト:https://www.angelcarebaby.com/
- お値段:17,580 円~(2017年12月28日時点)
- 携帯性:×
- 子機の有無:○
- 音声モニター:○
- その他:室温モニター
詳しい仕様は、こちらのコンテンツでご紹介しているので、よかったらご覧ください。
【ベビーセンサー】Angel care ac401を使ってみた!
【ベビーセンサー】Angel care ac401 エンジェルケアの詳しい仕様を紹介!
2.babysense 5s・babysense 7 (ベビーセンス)
ベビーセンサーという商品があることを知ったのはこちらの商品がひっかけで、私が出産した病院ではこのベビーセンスが使用されていました。
こちらも赤ちゃんのお布団の下にセンサーパッドを敷いて使用するタイプです。
赤ちゃんの動きが20秒間止まった場合や、赤ちゃんの身体の動作が1分間に10回以下になった場合にアラーム音とランプで警告してくれます。
babysense 7というのが最新バージョンのようです。
ただし、子機はありません。音声モニターも別売りで販売されています。
ベビーセンサーを探していても、日本ではあまり普及していないのかレビューなどが非常に少ないです。サイトの説明もあまり詳しくないので、病院で使用していたこちらのメーカーは信頼できるのではないかと考えて、購入する際はAngel care ac401と非常に迷いました。結局決め手は、子機だったんですけどね。子機がついていたら、ベビーセンスにしたかもしれないです。
こちらはHisense社の商品です。1991年に設立されたこちらの会社も日本ではなじみがあまりありませんが、35カ国で展開されています。乳児の無呼吸の検出のためのモニターのパイオニアです。
- ブランド:babysense
- サイト:http://www.hisense.co.il/
- お値段:25,980円~(2017年12月28日時点)
- 携帯性:×
- 子機の有無:×
- 音声モニター:別売り
おむつなどにクリップで付けるもの
3.SNUZA HERO SNH-01(スヌーザ・ヒーロー)
こちらは、固定クリップで赤ちゃんのおむつに取り付けて使用する体動センサーです。おなかの動きをモニタリングします。
15秒間赤ちゃんに動きがない場合は、振動し、さらに5秒動きがなければ、警告音が鳴って赤ちゃんの異常を知らせます。振動することで赤ちゃんが動き出せば、そのままモニタリングが続きます。
外部電源は不要で、電気コードやセンサーパッドはないので、セッティングの煩わしさはありません。
31グラムで手のひらサイズです。
外部の動きを拾ってしまうので、添い寝やベッドの共有には向かないそうです。また、車のシートやベビーカーなども赤ちゃん自体が動くので、向いていないとのこと。
家の中で、寝る場所が複数ある場合などは便利かもしれません。
こちらの会社は2007年からベビーセンサーを開発しています。世界ではじめて、ポータブル型のベビーセンサーを開発したメーカーです。
- ブランド:SNUZA
- サイト:https://www.snuza.com/
- お値段:13,500円~(2017年12月28日時点)
- 携帯性:○
- 子機の有無:×
- 音声モニター:×
4.Babysense プチクリップ
2のベビーセンスのクリップバージョンです。少し前まで見かけなかったので、新しく販売されたのかもしれません。
こちらも、赤ちゃんのおむつに取り付けて使用するクリップ型の体動モニターです。
赤ちゃんのお腹の動きを感知して呼吸をモニタリングします。
スヌーザ・ヒーローと同じで、15秒間赤ちゃんの動きを感知できなかった際は、振動して赤ちゃんを刺激します。さらに5秒後も赤ちゃんに反応がなければ、アラーム音とランプの点滅により警告する仕様です。
- ブランド:babysense
- サイト:http://www.hisense.co.il/
- お値段:12,980円~(2017年12月28日時点)在庫なし
- 携帯性:○
- 子機の有無:×
- 音声モニター:×
各種ベビーセンサーを比較してみる
比較してみるとこんな感じです。
携帯性が必要かどうか、子機が必要かどうか、音声モニターをつけるかどうか、このあたりで検討するのがよいと思います。
別室で寝ていて、音声もモニタリングしたい場合は、Angel care ac401、寝る場所がいろいろと変わるけども常にそばにいる場合は、クリップ型のSNUZA HERO SNH-01やBabysense プチクリップがおすすめです。
ちなみに、Babysense プチクリップなどは、昨日まで在庫があったのに、現時点で売切れていました。日本ではあまりベビーセンサーが認知されていないためか、並行輸入で到着まで時間がかかったり、在庫が潤沢にない場合があるようです。
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お値段 |
体動モニタ |
携帯性 |
子機の有無 |
音声モニタ |
Angel care ac401 |
17,580 円~ |
○ |
× |
○ |
○ |
babysense 5s |
25,980円~ |
○ |
× |
× |
別売り |
babysense 7 |
25,980円~ |
○ |
× |
× |
別売り |
SNUZA HERO SNH-01 |
13,500円~ |
○ |
○ |
× |
× |
Babysense プチクリップ |
12,980円~ |
○ |
○ |
× |
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ベビーセンサーがあるのとないのでは、安心感が全く違います。
ぜひ、導入するご家庭が増えて、安心感はもちろんですが、一人でも多くの赤ちゃんが安全に眠れることを祈っています。
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