小さな赤ちゃんを育てていると、自由になる時間も少なくて、本を一冊読むのも大変だったりしますよね。
たくさん育児書が出版されていますが、時間がない中でせっかく読んでいるのに、科学的根拠がなくて作者の育児を押しけてくるような本だったり、古い育児の話だったりするとがっかりです。
私は本を読むのが好きなので、子どもを産む前は、役に立たない本に出会ってしまうのも、たまにはあって致し方ないと思っていました。が、子どもを産んでからは、とんでもない育児書だったりすると、本当に勘弁してくれ!時間を返してくれ!と思うようになりました。(笑)
私は、下記のようなことを大切にして子育てをしています。
- 自己肯定感をしっかりと育むことで、自分に自信を持ち、勇気を持って、さまざまなことにチャレンジできるように
- 自分や他人を大切にできるように
- 簡単に諦めることなく努力できるように
- 知的好奇心を育てることで、勉強も仕事も趣味も含めて、人生が楽しいと思ってもらえるように
そんな私が読んでみて、本当によかったなと思う育児書を紹介したいと思います。
子どもが育つ魔法の言葉
なんというか、背筋がピンと伸びるような本です。読んだ後は、お手本になるような生き方をしなくてはならないと、心が澄み切った感じがしました(笑)
子どもは、話しかける言葉はもちろん、家庭の環境、夫婦の関係、さまざまな毎日の生活の中で、親の姿や生き方からいろんなことを学んでしまいます。親の姿がお手本として、影響力を持ってしまう。
まっさらなあの子が素敵な大人になるために、どんな風に声をかけるべきか、どんな姿勢を見せるべきか、そんなことがわかりやすく書かれている本です。
「語りかけ」育児
作者であるイギリスの言語治療士の方が20年間の研究から考えられた「語りかけ育児」というプログラムについて書かれた本です。
「語りかけ育児」を受けた赤ちゃんは、言葉の面で急速な進歩をとげ、「語りかけ育児」を受けた赤ちゃんの3歳までの追跡調査の結果は、遊びや会話の能力がぐんと伸びており、7歳の追跡調査の結果では言語発達や読解力が優れているだけでなく、知能指数も高くなるという結果がでているそうです。
1日30分、集中して赤ちゃんと向き合って語りかけましょうという内容ですが、月齢に合わせた語りかけ方、遊び方などが本当に細かく記載されています。分厚く長い本になっていますが、月齢ごとに読んでいくことができるので、負担も少ないと思います。
お母さんの「敏感期」
モンテッソーリ教育の第一人者の方によるモンテッソーリ教育がわかりやすく書かれた本です。
忙しい中で子育てをしていると毎日が雑に時間が過ぎていくことも多いですが、じっと子どもを見つめ、子どもの状況を観察する大切さ、観察した後に、子どもの成長をどう手助けするべきか、を教えてくれる本です。
モンテッソーリ教育が良いかどうか、などは子どもの向き不向きがあるというような話もありますが、毎日毎日たくさんのことを勉強し、成長している子どもをしっかりと見つめて、よい手助けをするヒントをたくさんもらうことができました。
最高の子育てベスト55
育児書には根拠があったり、なかったりで、本当にこれがこの子にとっていいの?と迷うことも多いと思います。が、この本の素敵なところは、書かれていることには一応エビデンスが大なり小なりあるということです。
エビデンスがあっても、それが正しいかどうかというのは、数字の見方だったり、統計的な不備がある可能性もありますが、エビデンスがあるというだけで、疑り深い私も素直に読むことができました。
私の子どもはまだ赤ちゃんなので、参考程度に読む部分が多かったですが、子どもがもう少し大きくなったら、また読んで参考にしたいと思います。
「賢い子」に育てる究極のコツ
16万人の脳のMRI画像を見てきたという先生による最先端の脳研究から見えてきた伸びる子とそうでない子の差は好奇心のレベルなんだそうです。
知的好奇心は、人生を楽しむためにとても重要なものだと思っているので、とても興味深く読むことができました。
この本には、好奇心を伸ばすために、必要なことが具体的に書かれています。例えば、図鑑を買って見せるとか、図鑑でみたものを実体験に繋げるとか。ですので、とても実践しやすいと思います。
ものすごく簡単に書かれていて、サクッと軽く読めてしまう長さです。
以上、おすすめの育児書でした!参考にしてみてくださいね!